2008年01月16日
ヤッターマン YOUTUBE ニコニコ動画
ヤッターマン YOUTUBE 動画
ヤッターマン 第1話 動画(2008年1月14日放送)
ヤッターマン 第2話 動画(2008年1月21日放送)
ヤッターマン 第3話 動画(2008年1月28日放送)
ヤッターマン 第4話 動画(2008年2月4日放送)
ヤッターマン 第5話 動画(2008年2月11日放送)
■懐かしさと新しさ ブーム再燃
「ヤッターマン」復活に関連し、タツノコプロを傘下に持つタカラトミーはさまざまな玩具やグッズを展開、アニメを盛り上げる
「ヤッターマン」が帰って来る。77年から放送されて大人気となったテレビアニメーションが、新たに作り直されて08年1月14日からテレビ放送される。30年前に見ていた世代には懐かしさ、その子供たちには新しさを感じさせてファンを集め、玩具やグッズも作ってブーム再燃をねらう。(谷口隆一)
≪声優陣も再登場≫
「笑いがあって、子供が喜ぶメカもある。幅広い層に見てもらいたい」
新しい「ヤッターマン」で総監督を務める笹川ひろし氏が訴えるのも、世代を超えた人気化だ。タツノコプロの草創期から活躍し、「ハクション大魔王」や「新造人間キャシャーン」といった作品を手がけた超ベテラン。「ヤッターマン」も含まれる「タイムボカン」シリーズを生み出し、笑いに満ちたギャグアニメのジャンルを確立させた。
来年1月に復活するテレビアニメ「ヤッターマン」の総監督、笹川ひろしさん=14日、東京・日本橋浜町の「東京テレビセンター」
数ある作品でも「ヤッターマン」への思い入れは深く、「登場するメカのダイカストモデルをコレクションしている」ほど。30年を経て“復活”させるに当たって、当時のクリエーターに再登場を願い、作品の良さをそのまま現代に蘇らせようとしている。メカニックデザインは大河原邦男さん。「機動戦士ガンダム」を後に手がけた日本を代表するメカデザイナーに「外せない」と参加を願った。音楽も当時と同じ山本正之さんと神保正明さんを起用。耳になじんだ音楽をバックに、見慣れたメカが暴れ回るシーンを見られそうだ。
30年前と同じドロンジョ役で小原乃梨子さん(前列左から2人目)が出演。大人から子供たちまで巻き込みブームの再燃を狙う=14日、東京・日本橋浜町の「東京テレビセンター」
音楽以上にファンには重要な声優陣も、主役以上に目立ったドロンジョ、トンズラー、ボヤッキーの「悪玉トリオ」に小原乃梨子さん、たてかべ和也さん、八奈見乗児さんのの3人が、そのまま起用された。「30年、お待たせー!」とドロンジョの声であいさつした小原さんは、「ただただうれしい」と当たり役の再演を喜んだ。
故・富山敬さんが名調子を披露し、作品のイメージを形作ったナレーションは、現代を代表する人気声優の山寺宏一さんが担当。「富山さんは大変に尊敬していた方」と役を受け継ぐ重さを語り「自分のスタイルを作りつつ、もともとの良さも踏襲しながらやっていく」と意気込みを見せた。
≪月曜7時枠で放送≫
新「ヤッターマン」は読売テレビ・日本テレビ系で08年1月14日から毎週月曜午後7時に放送される。「全国ネットのゴールデンタイムで、アニメは視聴率的に厳しい状況」と読売テレビの永井幸治プロデューサーは指摘する。その中でも、新しいコンテンツを育てていこうとしているのが“月曜7時枠”だ。「どういう作品が受け入れられるかを考えたときに、ピッタリ来たのが『ヤッターマン』だった」と明かす。
77年から79年の2年間の放送では20%近い平均視聴率を獲得し、最高視聴率は28・4%にも達した。
「親も子も共に楽しめる」と世代を超えた人気ぶりをを強調。「残すところは残し、変えるところは変える」ことで、現代にも十分に通用する内容を持った作品に仕立てる。出来上がった作品を見て「間違っていなかった」と抱いた感慨が視聴者にも伝われば、30年ぶりのブーム化もありそうだ。
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■タツノコプロ、多くの人材を輩出
30年ぶりに新「ヤッターマン」を制作するタツノコプロは、1962年に漫画家の吉田竜夫が兄弟たちと創業した老舗のアニメーション制作会社。キャラクターの造形力や企画力で群を抜き、「マッハGoGoGo」や「みなしごハッチ」「科学忍者隊ガッチャマン」といったオリジナルのテレビ作品を多数制作。60年代から70年代にかけて子供たちを夢中にさせた。
タツノコプロは、アニメ界に多くの人材を輩出したことでも知られる。メカデザイナーの大河原邦男氏、「ファイナルファンタジー」のイメージを作った天野喜孝氏、「攻殻機動隊」が世界でヒットしたアニメ監督の押井守氏がタツノコから世に出た。アニメ制作会社のぴえろ、プロダクション・アイジーもタツノコOBが作った会社だ。
これほどの歴史と実力を持つ会社でありながら、90年代以降は大きなヒット作を生み出せず活動が停滞。05年に玩具のタカラ(現タカラトミー)が買収して、ブランド再建に取り組んできた。その成果のひとつが「ヤッターマン」の再登板。タカラトミーではグループを上げて玩具やグッズを作り市場に投入していく。
タカラトミーもグループ会社になっているインデックスグループ傘下の日活では、同じ「ヤッターマン」の実写映画化が進行中。「マッハGoGoGo」も「スピード・レーサー」として米国で映画化され、08年春から公開が始まる。
雌伏を経てタツノコの遺伝子が大爆発する時代がやってきたといえそうだ。
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【用語解説】ヤッターマン
「タイムボカン」に続く“タイムボカンシリーズ”第2作として1977年から79年までフジテレビ系で放送されたテレビアニメ。泥棒の神様「ドクロベエ」の指令で悪事をはたらくドロンジョ、トンズラー、ボヤッキーの「ドロンボー」一味を相手に、ガンちゃんとアイちゃんの2人が正義の味方「ヤッターマン」に変身して戦う。負けた「ドロンボー」を罰する「ドクロベエ」の「おしおきだべぇー」といったセリフが流行した。
ビジュアル面でも、爆発して起こるキノコ雲がTシャツのデザインや、現代アーティストの村上隆氏の作品に使われたりと、今に至るまで強い影響力を持っている。
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